神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完 伝

神人、大谷司完師の生涯

大谷司完 伝 ー後記ー

司完師は御他界になる一年前程より、あたかも自分のこの世の終わりが近づいているがごとくの話をそれとなく話されている。「これから先にどの様に驚く様な事が起こって来たとしてもケッシテ心を乱してはいけない。その様な事は、それぞれ御魂相応に解してお…

大谷司完 伝 ー道場設立2ー

伊勢の小泉太志氏夫妻の司完師への訪問がされます。琵琶湖でフグが捕れたと言うニュースが新聞に掲載されました。淡水の湖にて海水魚のフグが捕れたことで珍しい事なので、小泉氏はその謎を解いたのでした。フグと言う事は福に通じ、琵琶湖即ち滋賀県に福の…

大谷司完 伝 ー道場設立1ー

大谷家と隣接する土地を購入され「ことしろ舎道場」を設立されます。昭和四十二年の三月末日に神様の鎮座祭が行われ、翌四月一日より道場の営業をされる様になっていたのです。この道の「ことしろ舎本部」と言う看板を併設して「青年研修会」の看板も設けら…

大谷司完 伝 ー大津時代2ー

昭和三十二年出された『天使の声』は一巻から五巻のものでありました。言わゆるガリ版で書かれたものでありました。学校の先生をしていた若岡寛氏にガリ版の経験があるので若岡氏に字体で出版されたのでした。 続いて、一巻から三巻までのものにまとめられて…

大谷司完 伝 ー大津時代ー

大津市の居宅を見られた司完師は、大変気に入って神様に諏訪湖でなく琵琶湖ではいけませんかと伺われます。「琵琶湖の側でよろしい」と許されるのでした。 司完師は終戦後間もなく二ツの会社を立ち上げられます。一ツは朝日鋳造所と言う鋳物工場と、もう一ツ…

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち5ー

長らく独身生活をされていた司完師に対して神様の方から「荷車は片輪では荷物は運べん」・・・即ち新たに神様から持たされる荷物(ご神業に仕える為の大役という責任)には独身では仕えられんぞ、と謎で教えられるのでした。 妻を娶って助けてもらえと申され…

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち4ー

しかし、この様な親心を持って接して下される神様も、反抗する事に対しては厳しく対応されるのです。 司完師は、神様と約束されている霊界見聞や神様からのお諭しを記録しておくと言う事に反して、数日間書かれなかった事がありました。 ある日、大阪の笹岡…

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち3ー

対求道者にも誠に厳しい教えをされていたが記録に残っています。 「とにかく働くことだ。元気をだしてやれば何とかなる。本当の修業となったら、こんな楽な生活でない。自分で働いて得た金で食べるなら、例えウドン一杯でも美味しい。信心のことと、生活のこ…

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち2ー

対求道者にも誠に厳しい教えをされていたが記録に残っています。 「とにかく働くことだ。元気をだしてやれば何とかなる。本当の修業となったら、こんな楽な生活でない。自分で働いて得た金で食べるなら、例えウドン一杯でも美味しい。信心のことと、生活のこ…

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち1ー

司完師の開教の原点は京都五条署に現れ給わっった事代主之命がその起因になっています。 霊界に於ける神様からの直接の精霊に対しての教育(直接内流という)が始められてから十五年目の節目で、新しい人生の旅立ちであったのでした。(独立してお前に教えた…

大谷司完 伝 ー教団との別れー

第二次の大本事件発生の匂いは二年程前(昭和八年頃)から感じられていた。教団の幹部の講話の内容や信仰者の集会での話の内容等はすべて特高警察の内定調査が始められていて、何某は何月何日何処でどの様な話をしていた、という記録が進められていた。 この…

大谷司完 伝 ー函館の大火に遭うー

昭和九年三月二十一日、日本の災害史にも残る大火に遭われる。 司完師は、函館市の青年会からの要請を受けて集会所に於いて講演を待っていたのでした。 急に風が強くなって来て、立木が倒れたり家が潰されたりして、講話どころのさわぎで無くなってきたので…

大谷司完 伝 ー北の大地ー

神様からの内示があり「次は極寒の地に行くことになる」と言う事を婦人会の人達に話されていたので厚着で綿入れの衣類等を事前に推量して、司完師の為に作られていたのでした。 間もなく北海道への特派宣伝使としての辞令を受けることになる。 青函連絡船に…

大谷司完 伝 ー霊能者ー

ある日、分院に道場破りの様な形で霊能者が訪ねて来ました。 正しい信仰とは、神意なるものを悟る為に常に努力しつつ、霊界に於ける知識を養い、与えられた定職を天の定められたものとして、まことを持って生き抜くことをいいます。 この霊的を取り違えて不…

大谷司完 伝 ー夢解きー

夢は霊学的に言うと守護神からのメッセージです。 しかし、信仰心がなく、神様からのお知恵(神智)を頂いていないとナカナカ解けるものではないのです。 又この夢解きは世間一般にだされてる、易者や心理学等のものや占いまがいのものではないのです。 神智…

大谷司完 伝 ー世界紅卍学会ー

分院での朝拝の時でした。当時は、この教団では中国の世界紅卍学会との提携があり、双方の団体が双方の神を別社として祭っていたので、分院にもお宮が存在していました。 そのお宮に礼拝された時、「おや?」と申されたのです。お宮から出て来る神霊の圧力と…

大谷司完 伝 ー教団本部での修業(大阪分院長として)ー

本部での講座の最中でした、出口聖師に呼び出されるのです。 そこには大阪分院の連合会長の猪原光太郎氏がいました。猪原氏の要請で本部から、筋金入りの宣伝使を大阪に送って欲しいとの事でした。 聖師はその場で「大谷さんに頼みなさい」と申されたのです…

大谷司完 伝 ー宗教大博覧会ー

昭和5年3月15日〜5月6日まで、京都市内の仏教施設を中心として宗教博覧会が開催されました。 宗教博覧会の開催に、大本教団が参加することになり、その教団ブース出展の責任者として景介が選ばれました。 開会の日程がせまって来ているのに大本教ブー…

大谷司完 伝 ー支部時代から本部奉仕へー

瑞霊神と申される神様は、世界の宗教発生の元締めをされる神様であり、今度の御神業に就いても世界の元締の神の教え、即ち惟神の教えを立てて居られる神様であり、ことさら神の救いの道を立てられる唯一の神様なのです。 この神様は大谷司完師を育成されなが…

大谷司完 伝 ー天祐支部時代ー

一人二人と人に親切にお世話をしている内に次第に家に集まる方が増えて来るのでした。自然発生の様に支部を設立せんといかん様になって来たのでした。 支部名を「天祐支部」と名付けられました。文字通り、天の祐けを受ける支部と言う意味です。 ある時漆喰…

大谷司完 伝 ー教団での修業ー

神様のお加護のもと霊界での修業を重ねている時、一人の日本人の先輩と霊界で出会われ、色々と親切にされたり助言をして下さる方がありました。お名前をお聞きすると「私は山口と言う者です」と答えられるのでした。実はこの方も瑞霊抻からの関接内流を受け…

大谷司完 伝 ー霊界日記ー

神様は霊界で見せられた事、神様から直接受けられた神論、霊界の学校で習う事、神様からの霊的使命を持たされてその使命を遂行させられたこと等、一ツ一ツ漏らさず記録しておく様に任務をかせられていたのです。これを怠っていると厳しく叱られたのでした。 …

大谷司完 伝 ー2度目からの霊界見聞ー

2度目に呼び出された時は、すでに神人のお住まいの垣根の側に立っていました。門戸を開けて家の中に入ると、神人は座敷机に座っておられ、前に座る様に申されて、神人からの直接の教育が始められるのでした。 最も大切なこととされるのは、媒介する天使や天…

大谷司完 伝 ー霊界見聞についてー

神様は霊界見聞していることを誰にも言ってはならん、妻であっても神が許す迄は言ってはならんと申されました。どうしても語らなければならん様なら時は「夢」と語る様に申されました。 夫婦の蒲団も離して寝る様に神様はもうされていたのでした。司完師の精…

大谷司完 伝 ー霊界見聞ー

1921年大正10年3月3日、27歳の時の夜明け前に、不思議な霊人が寝て居る私を呼び起こすので、思わず返事をしてそのお方を見ると羽織袴の和正装のお姿であった。 私も早速身支度をなしその方と共に家の外に出てみたのであった。するとその方は無言の…

大谷司完 伝 ー大本教団への入信ー

この教団からは、三五教の中野興之助氏、世界救世主教の岡田茂吉、新道天行居の友清氏、生長の家の谷口雅春氏、日本心霊学会の浅野和三郎氏、等多くの逸材が育ち巣立っているのです。人材養成から見ても大した教団であったと言えるのでした。 神様が申される…

大谷司完 伝 ー神界からの招待ー

『天使の声』には、「こうなって来ると何一ツ頼るものがないので無性に寂しくなり、そろそろ私の我も折れて来て以前とは反対に信仰に依って、神の助けを受けられるものなれば求めてみたいが、一向に神の御前に足を運ぶ勇気もなく、どうしても教会等へお詣り…

大谷司完 伝 ー信仰の兆しー

兵役を終えた景介は、川見商店に御礼奉公には入るのでした。これは当時の古い雇用関係に於ける決め事だったのでした。 これの終了後京都大丸の洋服部に就職するのです。そして洋服部のチーフとして業務を勤められていました。 君枝さんとの出会いもこの頃で…

大谷司完 伝 ー霊界への兆しー

学校を出てから仕事を一人前にこなせる様になった頃、兵役の為の招集礼状が来ました。昔の人達は皆、兵役を受けなければならない様になっていました。 召集された敦賀の連隊に入隊し、教練を受けなければいけなかったのでした。 兵舎に入ると兵舎の中で幽霊…

大谷司完 伝 ー川見商店ー

真神の御用には「二つ魂の御用」と云うものがあって、一人の人物には必ずその人の代行が出来る様に別の人物が人知れず用意、準備されていまが、それは誰かは神様が伏せられてわかりません。 しかし、自分の替え魂は、ひょとすると彼かもしれないと思わされて…