神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち5ー

長らく独身生活をされていた司完師に対して神様の方から「荷車は片輪では荷物は運べん」・・・即ち新たに神様から持たされる荷物(ご神業に仕える為の大役という責任)には独身では仕えられんぞ、と謎で教えられるのでした。

妻を娶って助けてもらえと申されたのでした。そして「その女は十勝川の畔に住んでいる」と教えられ、人知れずその人物を捜す様にされるのです。

札幌に住んでいた赤川ハツは、早くから京都に出てお世話になって居た弟、昇の為に一度山梨に行って姉として司完師に御礼を申し上げたいと思っていたのでした。

山科の司完師宅を訪ねたハツは、丁度写真の暗室に入って仕事中の本人と出会いました。

この時司完師の額にビビッと感じるものがあったそうです。この様な事は司完師の体の特徴で、男女を関わらず霊的因縁を持った人物と出会った時に起こる現象でした。

この時がキッカケとなって手紙のやり取り等があり、「取り敢えず北海道を出ていらっしゃい」と言う事で、赤川家は揃って大津市尾花川に移転することになるのです。

山科時代も十年近くなって来た頃、神様は「お前を修業さすのに琵琶湖が良いか諏訪湖が良いか考えている」と申されるので、神様が行けと申されるなら何処でも行きます、答えました。

信仰者達は、遠方に行ってもらったら自分達も困るので、神様になんとか琵琶湖ではいけませんかと伺って下さい。家は私達が探してみます。と哀願するのです。

そして、大津で適当な住居を探し出して司完師に進言するのです。「先生の住居にふさわしい物件を見つけました。一度見て下さい。又神様に大津ではいけませんかと伺って頂きたい」と大津で決める様に言うのでした。