神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完 伝 ー新しい旅立ち4ー

しかし、この様な親心を持って接して下される神様も、反抗する事に対しては厳しく対応されるのです。

司完師は、神様と約束されている霊界見聞や神様からのお諭しを記録しておくと言う事に反して、数日間書かれなかった事がありました。

ある日、大阪の笹岡宅を訪ねた日のこと。歓迎を受け座敷に通された時です。体にチクッと痛みがで出来たのでした。その痛みは今迄に無い異常な痛みです。

勘の鋭い司完師は「これはただ事でない」と思われて「すみません、すぐに帰らせてもらいます」と笹岡さんに申されます。

とりあえず理由は別として退散されることになり額田の駅に着いた頃から益々痛みが増して来ます。

家に帰る途中で倒れたら、他人さんに迷惑を掛けることになるから、フラフラしながら山科の家に着いたのです。

家に入るなり布団を敷きバッタリと寝込んでしまうのでした。高熱はでるわ、体はだるいし、医師に訪問診断してもらうと、急性の肺炎だそうです。この頃、肺炎三日と言われ後三日の命を宣言された様なものです。

そこで動かぬ体を這う様にして神前に行き、神に祈りお詫びするのです。神様は現れるのですが、ジッと見られるだけで何も申されません。

何度詫てもダメです。このまま死んでしまっては大変です。それこそ必死のお詫びをされるのです。そこで、やっと許されます。神様に逆らうことは、如何に恐ろしいことかを知らしめられるのでした。

後日、静岡県清水で開業されていた乾医院に新しいレントゲンを買い入れられた時、試しに司完師の肺のレントゲンを写されました。肺炎の後が残っていました。

その事を自ら大勢の人の前で「私は先生等と言われてますが、実はこの先生の信仰もこの程度のものなのです」とありのままを語られています。