神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完 伝 ー道場設立1ー

大谷家と隣接する土地を購入され「ことしろ舎道場」を設立されます。昭和四十二年の三月末日に神様の鎮座祭が行われ、翌四月一日より道場の営業をされる様になっていたのです。この道の「ことしろ舎本部」と言う看板を併設して「青年研修会」の看板も設けられたのでした。

司完師の考えられる「舎」には少なくとも三ツの意味があります。

一ツの舎は家と言う意味。事代主之命様がお住まいになる家と言う意味に受け取られます。

一ツの舎は学校の意味。霊魂の教育を基とした霊的な学校です。

もう一ツは純全とした神書『天使の声』の頒布会の意味が含まれています。

昭和四十二年四月一日より発足した「ことしろ舎」は、人材養成の為の道場の意味でした。

奉仕者として仕えてみないか」と申される司完師の言葉に甘えて奉仕に出任させて頂く事いなったのです。奉仕者は赤川昇氏と私の二人でした。

ことしろ舎の玄関を上がった処に二ツ事務机を置き、二人でよくお道の研鑽し合っていたのですが、一日に一度は司完師が事務所へ出て来られ、神様のお話を聞かせて下さったり、質問に対して細やかにお答え頂いていたのでした。

一月三日は司完師の誕生日なので、当時熱心な信仰者達は、その日に皆自主的に集まっていました。神様より年毎のご方針を伺われた話を聞かせて下さったり、普通は聞くことの出来ない、霊界の神秘なるお話を聞かせて頂くことが出来たからでした。

又、大津名物の「かねよ」の「うな重」を全員に振る舞って下さって一緒に食事をされる事もあったのです。