・十やった中で、一つや二つ本当の事をさせて頂くのが精一杯なのである。
・夫婦の仲でも我れ良しがたまっているので今の間にちょっと取っておかんといかん。
・我れ悪しをやる心掛けが必要である。
・神様の処へ出て来ても、お祈り一つに嗅味がある。小さな事でも良い事をすること。ありの儘の心で偽善をしないことが大切。
・良い事をしたらと思っていても表裏がありすぎて、割引のしどうしである。表面は立派でも中味が悪くてはしょうがない。
・人間いきている以上は中々清らかなものは作れんが、出来るだけ心掛けていると少しづつ人に分からん様に良い事が出来て、心が清まるのである。人に見てもらいたい様ではいかん。自分でも知らずに出来るものではないといかん。
・良い事はごく小さいものである。大きな事を望むとケガをする。
・人の目の前でよい事をしてみせるのは悪い事ではないが、あまり霊界では通用しない。
・神様を尊ぶことが第一である。一回二回と数多くお参りしないと立派にならない。話す人間より、行う人間にならないと徳が付かない。自分の損になる事でもやっていると、霊界では徳になる。初めは分からんが、段々神様が有り難くなって、自然に善い事が出来るとよい。
・教団できれいな事ばかり言っていても立ち行かない。金も無理に出させるのでなく、喜んで一人出す方法を教えなければいけない。一番嫌な事を教えるのは難しい。言いにくいことであるが、人を納得させて奉仕させる人は苦労は多いし悪く言われるが、これをさせるのも中々よい御用である。
・善い事をする人の為には、金をだして上げ応援することはよろしい。特にまことの神様をやる人に応援することは徳が積めてよいのである。
・世の中には中々良い人はいない。私等もごまかし者かも分からん。
・お蔭はその場でも頂ける様になるとよい。一番よいことは、黙って自分の合うたように良い事が自然に出来ることである。
・ものの良し悪しは世間が裁くのである。だから自然と善悪は出て来るのである。
・その人の生来によって色々お蔭はあるが、初めは苦しい事をやって、後でお蔭のある方がよい。
・苦しい事でも永い間損をしながら徳を積むと、ぐるっと廻って来ると後で得になって来る。神様はこの者の将来こうしてやると思って居られるから、後でそれは分かるものである。
・人間はそう早く良くなってもいかんのだ。神様はおっしゃるのである。私も相当文句を言ってきたのであるが、神様のなさる事は、初めは悪くても後で必ず納得行くのである。
・うちは命令してやらしているのではない。誠の働きを自発的にすることを望んでいる。