神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 86

・心から人を尊んでいないと、人も口先だけで、心から尊んでくれないのである。

・一家の悪い点を悟るには、これも長い間からのものがあるから一度には行かないが、しかし常に直す様にしていると、必ずよい結果を得られるのである。

・一家の悪い癖や、個人の悪い癖を直す様に三年間努力すると、人格は一変してくる。

・神心とは如何に難しいものか、それを心掛けているとよく解る。神心で人に接ししていると人から尊ばれたりするが、その神心を心の底から出すことは難しい。

・自分の悪癖を直し、立派になると神様が喜ばれている事が、自然に悟れる様になると大変結構である。もしその人の一生の内に神様が喜んで居られる事が悟れる様になれば、大したものである。

・誠の信仰は、つらい難しい事ではあるが、努力して全うすれば、全て自分の徳となって来るのである。

・人間は本当の自分の前世の事を知らなければいかんのであるが、よいかげんな信仰をして、神様に信用がないから知らされんのである。

・人間は仲々心から神様を大切にするものではない。

・愛情と言っても浅いもので深いものが足らん。子供に対する愛でも、他人の子に可愛がりにくいのは、人間愛であり、神の愛とはほど遠いのである。

・神様は人間のとうてい考えられない様な愛を平気で持たれているものである。

・信仰は超越感がないと仲々神心にはなれない。色々の事でも稽古せんと超越の心境は作れんのである。

・損得とか、名誉とか、普通人のやることに超越していると、チョット普通人と掛け放れた事が出来る。

・人間は反省と超越が大切である。

・普通人より一段上を行こうと思うならば、何時も反省し超越心を持ち、これを長続きする様に稽古すると、習うより慣れろで、今まで出来なかったことも、出来る様になるのである。

・現世に於いて数多く良い事を思い実行していると、霊界へ行った時、思わん良い世界に住む事が出来る。仲々良い事は出来んが思うだけでも思っていないといかん。