神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 72

・下手に信仰して、吾れ良しに考えているとかえってアベコベの現象になる。神様はエコヒイキは一切なさらん。信仰があろうとなかろうと一切関わりない。

・神様は人間にそれぞれ生活の知恵をお与えになり、その人相応にお守りになり生かされている。身の行いも正しい習慣をつけておかないと、体がしゃんとしない。

・無理を言うのは自分の癖を直す時だけである。人に無理を言うたらいかんのである。

・金を大切にする、と言う事はシブチンになることではない。執着から放れ、金は有効に生かして使うのである。人間生きている時だけ金が必要なのである。死んだら役にたたんのであるから、生きている内に善い方に活用しなければならぬ。

・人間はこれから腹の中に思っている通りにしてやるぞと神様は言われるのである。

・修行した人は茶碗一つ割らない注意力がある。常の心の在り方、身の行いがものを言うのである。

・茶道やお花の作法は心から学び、常日頃に活かさねば、唯道具集めだけでは何もおこらんのである。

・心がけの良い人は信仰しなくても神はお守りになり、都合良くなるのであるから、裏表なしの正しい行いが必要である。

・神の愛に溺れてはいかん。又溺れさせてもいかん。

・先祖の中にも天界の圧力によって、どうもならなくて、気の狂った様になり、無茶苦茶している者も居る。年祭をしてもあまり喜ばない先祖も居る。上げる灯籠の光が怖くてかなわんと言う先祖もいる。

・信仰の尊いものが魂に染みこまなくてはいかん。

・病気でも自分で製造した病気は恐い。外から来る風邪の様なものは、これを祓うだけの心構えが必要である。

・医者はバクテリアは知っているが、霊を知らない。医者は病気に対しては薬品によって病霊を追い払うのであるが、名医になるには、信念が相手の霊に打ち勝たなければならぬ。