神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 69

・悪いものを排除するやり方ではいかん。改心さすのである。自分でも宜り直しをしなければならぬ。吾々のやることは根本か人間改造をすることである。

・この教えは、根本的にやり直す道であるから、既往の概念は棚上げしなければいかん。

・事業の失敗位は又やり直せばよいが、この頃自殺する人の多いのは、思想の弱体化によって、自分的に参ってしまっている。

・この世の中を生きようと思えば、八大神通力が必要であると、お釈迦さんが言われたが、丁度その時代になって来た。

・神様のやり方は物事が間違えていると成り立たん様にして行かれるので、一人改心するのである。

・自分を信用し過ぎてもいかん。どこまでも下座しなければならぬ。自分から目を覚ますのである。めぐりの取れた人は中々ない。唯取れた様に見えているだけである。人にチョット尊敬されたら、有り難いと思えばよい。

・野望を持つと野望をたつ様にされるのである。人を頼らず、神を信じ、頼るのは教えである。

・誠は神から流れて来るものである。人間からは誠は出ない。偽物である。人間は誠をさせて頂くのである。

・肉体が助かるのが救いでない。魂が救われんといかん。みたまを救うところに宗教の特質がある。

・盲目に生まれて来て、眼が見える様にお願いするのは無理である。これはめぐりを取る為のものであるから、罪亡ぼしをしている人間を良くしてもらう様に頼むのは神則違反になる。生前のあやまりを訂正する為に生まれて来て修行しているのであるから、それを元に戻す事は出来ないと言う。自覚することが必要である。壺坂のおさとが沢布の目を明けてもらう様、無理な願掛けをしたのであるが、これは観音様だからこの様な無理な願い事をさばいてくださったのである。やはり一応は死んだ状態にして目を明けて下さったのである。死の状態にならないと魂の入れ替えは出来ないもので、こう言うお蔭はそうざらにないのである。