神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 70

・カラスがウになる様なことや、真鍮が金になる様な無謀な頼みをせず、自己を知って、唯一生懸命その立場で、さとらなければならぬ。自己を忘れた芸当をしていると吾身を亡ぼす。

・今度の御用は一般大衆を浄化する道である。ここの教えは知識的でなく、情的である。腹に入れるのである。学校や講習会ではないので、頭に詰め込む必要はない。一つづつよくかみ分け、腹に入れてもらわんと力が出ないのである。

・徳を積まなかったら、三文の値打ちもない、体得してもらいたいのは、信の力実行型の人になる事である。

・霊界の学校は、ものを教えない。唯三つ四つものをおたずねになるだけである。世間的にものを習うと、ごまかしが上手になるだけである。今の教育の知識は、一つの範囲からはみ出したものは、解決がつかんのである。

・今の教育を神様は「お神楽」と言われる。口だけ達者で中味がないからである。

・他人は中々物事を聞いて下されるものでないから、そのつもりで気短ではいかん。大勢の人に向かっては厳しい話を聞かせなければならんが、個人的には、あなたはいかんと言う様な事は言わない方がよい。

・相手を広い心の中で泳がす位にならんといかん。

・自分が神の代表であると思って堂々と講話しないといけない。でないと真に本霊の働きが出てこないのである。そして日本人として、かくあるべきを言う。この道を説かねばならん。

・他宗の事を上げて悪く言ってはならぬ。

・お話は遠慮は禁物である。自分を卑下していては、神の働きは出てこないのである。自分で自分の話の癖をよく聞いて直すこと。話の速さなども、適当な速さを持たんといかん。

・日本ではまだ七分通り旧道徳が入っているから、天真爛漫になっていない。この点注意して親は子供に対し、旧道徳を教えない様にしなければならぬ。

・外国人でも惟神の道を知った御霊は、今度生まれて来る時は日本に生まれて来る。

・神主さんは祭式はするが、道を教えて来なかった。

・今までの惟神の道は言い伝えが多い為、これを正しく伝える人がなかったのである。

・お道を腹に入れて頭抜けてしまうと、言わなくとも一人対千人の相手ができるのである。

・吾々は何からでも自分の心を満たす様なやり方をしないと駄目である。