神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 54

大国主之命様も現世ではあっさり大王の座を譲られたが、幽冥界の大王になられたので、心の世界の事はこの大神様が権限をお持ちになっているのである。現世の大将より、霊界の大将になった方が良いのである。

・人間が神の教えを守り、良い事を励む様になり、又悪い事は改心してお詫びをする様にして、悪い癖を自分から直す様にすれば、神様はお喜びである。唯人間が横着になり過ぎた為、やむを得ずお気付けをなされるのである。これを社会的に大きく言えば、立替えとも言えるのである。

・神様や御先祖には、素直になって、悪かった処はお詫びして、早く直す様にしなければならぬ。

・信仰は自分の努力によって、自らが良くするものである。

・この道は同じ神の道でも、他の神を悪くも言われないが、良くも言われぬ。在りの儘に言って居られるのである。正しい神の道は、他のやり方を悪く言わない様にして、間違った点をそれとなく、自発的に訂正させる様に陰からお計い下さっているのである。

・物事がおもわしくならないのは、神様事をしなければならない様に仕向けられているのであるから、早く気がつかねばならぬ。

・現世はやり直しはきくが、霊界から生まれ替わってこないと修行が出来ないから、現世に居る間に出来るだけ人間としての修行を怠ってはならぬ。霊界ではどんなにもがいていても現世の様なわけにはいかぬので、子孫に頼るより仕方がない。

・他の兄弟が先祖を祈っているから、自分は祈らなくても良いと思っている様では、水臭すぎるのである。