神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 13

・人間の一生の内には霊の事を一、二度は必要に応じてしらせて下さる。それは大概、夢の形式をとられる場合が多いから、気味の悪い夢を見ても驚いたりしない様に、又執らわれたりしてはいけない。心がだんだん浄化してくると、夢もだんだん良い夢を見る様になり、しまいには霊界の一部を見せてもらえる様になる人もある。

・自分に授かってある、神様を尊び、決して自分を卑下することなく、立派に磨きあげなっければならぬ。自分をつまらない者だと思ったり、言ったりすることは本霊を恥ずしめることになる。

・自分の内面が浄化して来ると、人が立派に見えて来る様になる。人を悪く見たり、ねたみ心のある間は駄目である。相手の本霊を尊ぶ様になると、自分の内面も相当立派になった証拠である。

・身魂磨きは、そう簡単には出来ぬものである。日々希許しせず、一生懸命心掛けぬばならぬ。然して60歳位迄は辛抱してはげまねばならぬ。

・この道場に神様がお降りになったと聞いたら、それは信じて疑わない様にしなければならぬ。又道場は天国を皆の心の中に作らす様に出来ているのであるから、この中では特に、あまり人の悪い事はお互いに言わぬ様に心掛け、清々しい心で居る様心がけねばならぬ。

・道場へ来た人は、清々しい思いをする様に自分で努力し、此処には神様が坐すのであるから、自分で人格的に神様を創造して、自分なりに立派な神様の御姿を絶えず想い浮かべる様に一生懸命努力していると、御姿が本当に感ぜられる様になって来るのである。自分の潜在意識の中に良い事を注入するよう、常に持って念じねければならぬ。

・これから言葉の使い方が返ってくるから、神様を第一に尊び、次に人様を立て侮辱したらいかん。

・邪念を祓い人を尊ぶ稽古をしていると、皆優美に見えて来る。それにつれて自分も優美になり、御神徳を頂くのである。

・下種な考えは止め、人様の為には良い事を想って上げる様に、どんな人でも人間愛ではなく、神様の愛にならい、神様の御心を自分に写し取って、自分の腹の中に神様が居られると、思い信ずることによって、本霊との縁がつながり、邪霊の入るすきまを与えないので、迷いがなくなり、従って病気もなくなるのである。