神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

密教 惟神の道(天的、霊的、自然的③)

この舌屋が世の中から消えないと、世の中はよくならないのです。裏(心)も表(風体)もそのままの人格者が出来て来ないと、世の中はよくならないのです。

特に「惟神の道」では、実践主義なのですから、教団に於いては、教祖や教団に依存する信者多い処から尊い話は聞けども実行心がないので、耳だけの「天国」を作ったり口と舌だけの講師が多発して、ペラペラと喋るのは上手ですが、その人の意志と行動は一つも霊的に定着することがないので、真の真神のお加護を得られないので、お道が少しも進展しないのです。

しかして残るのは舌だけと、耳だけの「天国」がつくられただけのこととなっているのです。

何度も何度も人生の貴重な経験を重ねることによって、その人生は、より力強いものとなって、人生の悔いのないものとなって来る。その人の心意気は青春そのものの続きである。悔いはない。生きていくことは大変だけれど、素晴らしいものなのです。

自分の人生は、自分だけのもの。誰も自分を助けてはくれない。又、それをあたにしてはいけない。例えつらく、つまづき、苦しんでも生きて行かなければならないのだ。それら全て、神様がごらんになっておられるのです。

良し悪しにかかわらず、全て自分で決断選択して行かねばならないのです。泣き言を言って世の中のせいや、親や他人のせいにしてはいけないのです。全ては、永遠の自分の霊魂のしらしめる処のものなのです。

自殺などして、人生の逃避等をすると「なさけない弱虫よ」と神様から怒られるだけのことなのです。現世と言う処は、霊魂の修業場となっていて、修業の為に生まれてきたのです。

正神が地上に現れ給うて、直々の教えをされた以上は、今迄の様に古典や国文学的な教えを作って、信者達に言ってみた処で、今まではそんな事でもなんとか信者をだましておられたが、これからは、そんな教えで茶を濁す様な事では、真人間にはだまされないので、自ら馬謖(ばしょく)を表して、恥をかくことになる。