神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

密教 惟神の道(本霊とは)

○ 本霊中心の信仰

新しい神界の神の教えの基本は「神は堂宇(どうう)や神殿の中に居座(いまさ)ず、霊止の心の中に在り」と申される事にあちます。

 

○ 本霊とは、人間の本心のこと、人の内人の王座に静まります神様のことです。神道では、これを直日魂(なおひのみたま)と申しています。「人は神の子」と言われる由縁の根拠は、ここにあるのです。

しかし、神の実在を知らず、この世に生まれ来た目的を知らず、信仰を否定している様なやからには、尊い人間の肉宮には神は居座さず、その代わりに、その人に相応した霊物が入っているので他人を騙したり欺いたり、他人を落とし入れたり、苛めたりして悪の世の中を作る人物となり下がってしまうものなのです。

 

○ 自分の本霊は、何方様かの神様の一分となっている処から、本霊は神様なのです。

 

○ 本霊中心の信仰は、今迄世に現れていた自然的信仰の様に、本部教団や本部教会の教えや、教祖、その他幹部の指導者等を依存し頼るのではなく、中間に於いて人は媒介することなく、直接、霊なる神様(主の神)にこれお霊魂を真均り合わして行く直接的な信仰を申されるものなのです。

お願いするのも、お詫びするのも、全て神様直接の霊的かつ天的の信仰を示しているのです。

 

○ 本霊中心の信仰には、全てに本気でないといけません。でないと本霊が現れて来ないからです。打算があったり、損得の勘定高さがあったり、疑いのあるものには、現れて来ません。又、人として持ちやすい老若男女の執れや求道の新旧、学歴の高低、収入の多少、社会的地位の有無等、一切の執れを脱していないと本霊に通じにくいのです。赤子の心の様に純粋で素直が一番よい。と申されているのです。(既成の概念にも執れない)

 

○ 本霊は人間のみにて存在し、他の動物には存在しない。

 

○ 本霊の声は、人の良心の働きとして現れる。

 

○ 本霊はより完全なものを目指して修業している。本霊は人間の経験する心を通じて勉強している。