神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

密教 惟神の道【事代別之命(ことしろわけのみこと)】

 自湧神界とは、別名『伊都能売神界』のことであり、その神界より、地上に於ける天国建設の為に、その神務を追行される為に使われた天使を『伊都能売天使』とも言い、この天使の別名を事代別之命と称される。

 

事代別之命のご使命は地上に於いて神意のままの、人間自身が協力し産み出す、伊都能売社会の建設の為の神の考え種(教え)を残し、その教えに基づいて、まず、霊(ひ)の元(もと)の霊止種を作り残す教育をし、神の教えを普遍化し、社会の浄化と神のお目的達成の為に働ける人材を育成し、その人物よりその申される目的が秘められいるのです。

 

『続凡庸の道』第八章 五六(八二頁)

伝えられて居る所の新しき天地と言うのは、神のはからいにて出来た新しい信仰をもつ国家の事なのである。

 

『天使の声』中心帰向より(四八〇頁)

要は外形を整える事のみ、重点を置いて発展したる場合には、肝心の信仰が従となるので、往々神意に悖ることとなり、その教団の主管者に対しては、神界より道を誤りたる責任を問わしめ給う事となっているのである。されば御神業である以上真の教団の有り方は、単に経営や組織の膨大を誇る事ではなく、求道者の心の中に真の神が鎮まります処の朽ちざる黄金の宮を築かしめる事に、意を注がねばならぬ・・・と言う事を覚らしめられたのであった。

 

『天使の声』(四九三頁)

特に責任者として考えを置かねばならぬのは、単に教団の外的発展のみを望まず、開教の目的や使命を求道者に深く、認識せしめねばならぬのである。