神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完師説話集 84

・手をねじる人があれば、ねじられておいた方がよい。犠牲的忍耐が正しい信仰の上には必要なのである。

・自分が良くなるのも悪くなるのも、現世では人相手であるからである。人から苦しめられるのは良いが、相手を苦しめないこと、男として弱い女を苦しめたりすることはいけない。どちらかと言うと、自分を犠牲にして相手を喜ばせた方が、後の為に良いのである。

・私は二十三歳より信仰したが一度もまだ病気をした事がない。信仰が一番有り難く思うのは、体が達者で暮らさして頂いている事が一番有り難く思っている。

・希望を持って喜んだり、心を痛めない様にしているとおかげの元になる。

・その日その日で人からされた事を忘れ、自分のやったことも忘れて、心に屈託を作らなかったのが、平穏無事にくらさせて頂いた原因だと思っている。

・人生と言うものは、心の持ち方が非常に関係するから、ケロンとして暮らすのが長生きのコツの様である。

・希望を失わない様にし、屈託のない暮らし、心配事をしないで、何とかなるだろうと思って居ると、又ちゃんとお計らいを受けて、いるものである。

・家庭が順調にならないと、安心して暮らすことが出来んので、成るべく心配しない様にし、考え方として良い様に良い様に思っていると、案外良い様にして下さるのである。

・人間はあまり真剣に神様を拝まず、出来の悪い事ばかりしているのであるが、神様はいつもおかげを下さったり、体も丈夫にして下さっていることを忘れてはならんのである。

・神様に対しては、有りの儘に繕わずに申し上げるのが良い。神様は慈悲深い方であるから、人間が少々身勝手な事をお願いしても見直されてお陰を下さるのである。

・吾々に物を与えられる分量は神様が一番良く御存知だから、与えられた分量に対し、不足を言わず、唯感謝しておれば良いのである。

・神様には何事でも申し上げ、良い事と悪い事も神様の様にして正直まっぽうにしなければならない。

・神様には不足事を持たない様にして、結構でございましたと、お礼を言える様になってくればよい。神様にはあまり悪い言葉を出さない様にするのがよい。

・高い処に御座る神様を自分の身近まで降りて頂いて、もっと親しみを持って接し、体はおだらをしていても、心は神様を尊い、お詫びをしながらやっていると、神様はちっともお叱りをなさらず、皆許して下さって、お陰を下さるものである。神様を心から放す事なく、肉体は少々おだらをしていても、心はいつも神様を大切に考え、几帳面な神様に御無礼のない様にしなければならない。