神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完翁 説話 ㉓

・如何なる手柄をたてようとも、それは自分がしたのではない、と言う事を悟れと強くさとす。

・己れのやり方ではアカンと自覚するだけ、改まって来てるのや。

・一切は、神徳に依って与えあれ成って行くものである。徳さえ付いたら、一人手にものは与えられる。「アラッ!」と言うことが成るのである。

・日本には尊い、皇道原理と言うものがある。それに依りすべてが成って行く。この原理の勉強の為には、何も彼にも一時は放っといても、やるべきである。そしてら不思議と上手に、その人の言う事、思う事、成す事に後よりつくと何とも言えぬ力が加わり、上手く行く。それが神の恵みと言うもの。何か小さな事でも、ものでもしっかり味わっておくべきである。事業と信仰は一つのもの。

・「みろくの世」というのは決して時処位ではない。今であり、心にある。

・一切は諦め、但し仕様がない、と言う執らわれの諦めではなく、会得してこうなっているものであると言う様に、心から道理を会得し、そのままを受け取り諦め処す。明朗諦めである。 

・全ては心の影である。先日、妻さえ一寸変わってくれたら、と言う人がいた。奥さんには又教えるべき点があるとしても、奥さんはこのままで良い。貴方が奥さんをこうや、と思っているその心の思いの影がサーッと映り返って来る。そのままにして、そのままに見て、貴方自身が浄まれば良い。皆心の現れである。