神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完翁 説話 ⑧

・分相応にて文化生活をすべし。神人なり。しみったれるな。

・日本人に迷悟なし。日本魂そのもの。たくましく強し。思うがままに執らわれなくやり抜くこと。

・永遠の生命(本守護神)を知って全て処せ。失敗も又美しい事になってゆく。

・神が上より実に細やかに信と愛を吹き込むべく、微細に亘って図っておられる。斯くなると全ての人、全ての事は、吾れを教える師匠である。

・気の抜けた様な愛善人になるな。本当の愛は違う。大きな著しい善人を造っているのである。

・世の中は複雑になった。生粋の人間はアイヌと生蕃人位のものである。人種でも何でも色々複雑である。神代の人程単純である。大森林などへ連れて行かれるのは、原始的な心ならしめるためである。一日の中でもゆったりとしているのは、五分とありはしない。家の建て方、住み方一つ見てもせせこましい。のぼんとしていない。こうした世の中で、心を神代に返すのであるから容易じゃない。

・信仰と惟神。鰯の頭を拝める人は信仰を得る。然して扉を開けて、何じゃこれは鰯や、と言う心の人は得ない。

・親の言心行が子の魂に染み込む。魂は染み込む性あり。魂は何も無き清きものであるが、染み込むのである。そして同じ様な事を繰り返してゆく。恐ろしい。心せねばならぬ。

・同じ病気の人で、一方は一心に神に祈り、一方は医学的に尽くす。行く処まで行くと医学的一方の人はポクリと死に、一方の人は助かるという事あり。これは不思議である。

・神様は絶対恥をかかせられない。かかせる様なことは申されない。お願いし抜くと、謎を以て知らしめ給う、人に対する思いを改めよ。