神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完翁 説話 ㉑

・神様が申されるに「皆モヒ患者や」という。注射が要る。教えの取次や躾するにおいては公平である誰彼の差別はない。他人の子も吾が子も、他人の妻も吾が妻も、同一の心とする普遍愛がなくてはならぬ。偏愛ではいかん。

・色々な人、様々な事、これが又一面の人生である。あの人はアア言う人、この人はこう言う人。中立が一番じゃ。色々言うのは癖であり、全てその人の都合で発している。介性なしや。縛られたら仕事出来ん。私は私の自由でサッサッと処して行くのみ。唯その人が可哀想だから助言しているに過ぎない。

・心だけは大いに別天地に生きているよ。

・当たり前のことは思っておらん。二万や三万の人を相手に生きようと思っておらん。

・救いは千差万別である。その人らしく、その家らしく。幸福方針を立て計って行く。辱い限りである。

・気長に行く。怒ったら朗らかにならん。全ては気持ちの持ちよう。善本位なら何でも良い。

・指導とは、その人の魂を引き出す魂と魂の結び合いである。それには情操教育が第一。

・神は心の動きを見ている。すべては心の現れである。

・第一に、神にお願いし抜く心の強さ。第二に如何なる人とも和する心の強さ。第三に、信念を貫いてゆく心の強さ。

雄大なる経綸である心大きく持つこと。

・何事も実地が一番力がつく。

・感心とは惚れることであるり、感心すると霊が来る。好むと心の中に霊が入り込む。一直な心の人、更に戒心を要す。

・霊とは思いである。思いはいつか行う。神を信じない一切のものは下に見るべき。恐れるものは何も無し。腹を決めてそして形式事は一通り味ようやってゆく。

・信念の力。神は善悪に依り罰を当てるものに非ず。仇さえ守るのに、一心になってる者に一寸のことで罰するなんて何故するか必ず守る。