神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

大谷司完翁 説話 ②

・処世に溺れてはならない。生活はあくまでも手段である。

・お詫びする心、それは優しい心を練らせるのである。霊光とはこの心なり。優しい光の事。

・メグリとは心の癖。神が取らない限りとれぬ。

・生々としてやり抜け。本心の囁きに答えよ。

・すべて石橋叩いて渡れ。特に金銭生活は、石橋叩き抜いて処すべきである。

・天を謹む心と修養なくば、如何なる良き実も腐ってしまう。

・争いは我儘からである。思いやりと庇い合いが和の基である。

・利口の言の葉は、人の怒りを呼ぶ。すべては吾が心の照り返し。天に唾するも同じ也。

・すべて改まり、良くなるのは中々のことである。人の評は言えぬものである。

・怒りと云うものを全然なくす事はない。怒りは色々の事から起こる。然し一方から怒りを解かんと病気になる。早く解く事。又一人に止むる事。物を代用して済ます事。人にはあくまでも下手に和やかに処す事である。

・念の力を通して物事は恵まれる。念の力を養う事が第一である。

・苦楽は一如である。大きく悩むものは、大きく喜ぶ事がある。不幸の中に案外有り難いものがある。全てに計らいが潜む。

・読書は理屈つけず、あっさり読む事。人の話はそのままに聞くこと。本心の囁きに鋭くこたえよ。すべて動機が大切である。

・処世の色々に対しては、大まかに描き、然して全て感謝で扱い処す事。移り心はいかん。一心に為になるために働く事。