神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

信仰とは

人間に霊魂、精霊、肉体の三ツの要素がある様に信仰にも、それぞれの要素に適合した信仰があります。

霊魂を中心とした信仰を天的信仰と云います。あるいは、本霊中心の信仰とも云います。

精霊中心とした信仰を霊的信仰と云います。

肉体を中心した信仰を自然的信仰(世間的信仰)と云います。

自然的信仰とは、家内安全、商売繁盛、立身出世、病気平癒、良縁成婚、入学就職、交通安全、延命長寿等が一般的願望であり昔から神社や仏閣にて祈願されている事柄でもあります。

努力せず、神様から利益を得たいと思う信仰です。

自然的信仰から霊的信仰、次には天的信仰とレベルアップして行かなければなりません。

霊的信仰とは、自分が一体今何を考えているのか、見定めていくことです。見定めていないと自分を誤魔化してしまい、下らん人生を作ってしまいます。

霊的とは細やかな心の働きを云います。自分の心の働きを微細に注意して観察していないと、自分が自分にだまされてしまいます。

人は心のままの人生を作っています。清まった心を日頃から注意して作っていないと良い人生は作れません。

自分の人生は社会や親や他人のせいでは、ありません。

全て自己責任です。

天的信仰とは、日本人の霊性に合った、日本人本来の信仰です。神様と直接に相撲を取っていく信仰です。

教団の教祖や教団本部を中心にする信仰ではありません。

正しい神様は「直接神に頼め」と申されます。宗教家を頼るのではない、人頼りをするな、神を頼れと申されています。これが、本霊中心の信仰です。

我が国に於ける縄文時代の信仰がこの天的信仰だったのです。

神が思う事は、霊止(ひと)の思う事であり、霊止(ひと)の思う事は神の思うことであった(神人合一の状態)と云われているのです。

この信仰をされる人は、「幸せは神から与えられるものである」と認識されています。

この様に霊的信仰以上の信仰を持つ事を「惟神の道」と太古から云われています。云わゆる「公の道」のことです。