神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

密教 惟神の道(因縁の人)

神様の人の使い方は、一人ひとり、原始の因縁を見定め給うて、新しい神界の尊いお光を身魂に与え給いて、元の霊魂の働きに再生なさしめ給いて、まったく、その霊止らしくその霊止の霊的個性を尊重され給いて、活動する様に自主性をそのままいかされているのですから、道の開き方もその人らしく開かせられるので、一つもこだわることなく、道を開かせ給うて居りますのであります。

それは、それぞれの表現の仕方と言うものは異なっていたとしても、言わんとする処のものは、皆、同じであると言う処に処されているのです。

それは、昔から八百萬神々(やおよろずのかみがみ)と言われるのは日本国民の事を指して申されるのであり、神国とは、日本の国土全体を指して申されるのであるのです。

大谷司完師による『霊界の見聞』によって人生のものの見方、顕幽に一貫した価値観の訂正が行われることにより、今迄、大切にされて来た事柄も、その価値が無用のものと化すと言う一大改革が進められることになったのです。

その第一に宗教の改革があります。その一つに神観の改革であります。

二十一世紀の信仰観、神観の見方として『神は堂宇の中に居座さず、人の心の中に在り』と見真実行の結果から言われる様になったのでした。

旧神観は、神は殿堂の中におわしますものとして、祭式があり、献饌があり、祝詞の奏上等が行われていたのです。これがちがっていたと言う事になると、大変な事となるからです。