因縁と云う言葉は、一般によく使用されていて、又広くその意味も解釈されています。
主として仏教者が使用されることが多いので、一見仏教用語に見ら勝でありますが、そのように限定されたものではありません。
もの事には、本末あり、すべてに原因と結果があります。
他人にほめられるのは、何か良い事をしたと云う原因があっての事であり、他人に怒られたりするのは、何かよくない事をしたと云う原因を作ったからであって原因のない結果は皆無といってよいでしょう。
お金は貯めなければ殖えないし、無駄使いするから貯まらない・・・といった当たり前のことはよく解っているのですが、問題が霊的因縁というものになって来ますと解りにくい事が多いようです。
仏者も、問題がむつかしく複雑で解りにくいのもは、「それは因縁じゃ」と言って、解らない問題が出た時に多く使用されています。