神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

神徳者と霊能者 2

近世における神人、清水翁は

正しい信仰を励み、誠のお道に叶った生涯を過ごしている人は、何事につけても世間的に見ると物足りなく感じられるものです。

その理由としては、そのあり方が一切内面的であり、己の才智にたよらず、人間誰でも持つ特有の自我心を謹んでおられるからであることと。

それが為に、言葉に少しの誇張もなければ偽りも無く、自己を力量以上の者に見せようとする自負心もなき為に他人を悪くも云わねば又むやみに褒めもせず、物事一切を有りのままに見聞きして総てに片寄る事なく、それを正しく洞察することに常に努力を払い、利害に対しても淡々として拘る事なく、自己の心は常に神の御用と誠の道に叶うことのみを念願にしておられるのですから、物中心に考えている人から見れば物足りなく思えるのは当然でしょう。

と、神徳者の在り方を述べられています。

こう云った人格、人柄から霊能者と神徳者の見分け方が大切だと思います。