神は実在する

「神は実在する」前田孝師の本のタイトルです。師の想いを発信していきます。

神籬(ひもろぎ)・岩境(いわさか)

「ひもろぎ」「いわさか」とは、それぞれ神霊を招請し鎮める申請な依代(よりしろ)です。

「神籬」は、神霊が降臨する木、依代となる木のことです。

「岩境」は、山や丘陸等の清浄な土地に岩石を選び、しめ縄をはり、それを祭壇やお屋代の代わりとしていたのです。

神主に依って招神された神霊はその「神籬」を根拠として、祓い清められるのです。

その祭典に招神される神霊の内容は、招神する神主の心の浄化の程度、人格に相応した神霊が来られることになっています。

そして、お帰りいただく昇神をするわけですが、そのあとは、「神籬」は単なる神具になっています。

人間の内面たる精霊は、神霊と同じく霊的共通点を持っていますので、神霊が必要をおぼしめす時は、人間の精霊を通じて、心の中に降臨されることも出来るようになっています。

人間の肉体にも「神籬」「岩境」と同じような機能がそなわっています。自己の身魂を神霊の「ひもろぎ」として尊い人生を作りたいものです。